歌が上手くなる⁉︎Vocalistとリズムの巻
こんにちは。ボイストレーナーの里保です。
あなたが「ええええ!!この人歌うまあああぁぁぁ〜〜!!」って感じる人って、リズムやフレーズに【うねり】があると思いませんか?グルーヴというか、音楽の波というか。ボーカルをやっていると発声だったりビブラートや目先のテクニックに走りがちですが、実は歌で大切なのってリズムなんです。
歌下手な人の特徴〜リズム編〜
・なんだか、ぺったんこな歌になる
・バックバンドとかちっと合う感じが無い
・レイドバックの履き違い(ただ遅いだけのよくわからん感じ)
・16分音符のフレーズが歌えていない
・曲中のブレイクで走る
・お経みたいになる
・4分音符ひとつひとつに音を叩きにいってる
・休符の存在を無視しちゃう
・アウフタクトが取れない
などなど
あんまり言うと自分も傷つけそうなので、ここらへんで………w
音程(ピッチ)やテクニックも勿論とても大切なこと。
なのですが、もしあなたがもっとひと味違う味のある歌を歌いたい〜なんて思っているのであれば、ぜひリズムを練習しましょう!
わたし流リズムの練習方法
全く譜面読めません人編
全く譜面を読めない人は、まずリズムのパターンを叩き込みましょう!
読めなくてもセンスで出来ちゃう人もたまにいますが、大体のひとはセンスでは無く練習で覚えます。
例えば、これは【タタータ】のリズム。
言葉的には甘くて美味しい【クレープ】と同じリズム。
クレープ・クレープ・クレープ・クレープ
と唱えれば、もうこのリズムが出来ています!
こっちは【タータタ】のリズム。
みんな大好き【らーめん】と一緒です!
らーめん・らーめん・らーめん・らーめん
意外に楽しく覚えられそうでしょう?
今は2パターンだけでしたが、あといくつかのパターンとそのほか少しの応用を覚えられれば、リズムにグッと強くなり、歌のメロディを覚えることもとても早くなります!
譜面は読めるけどグルーヴない人編
音楽的知識はあるけど、歌うとダサくなっちゃうという人は、リズムをただの譜割りだと思っていませんか??曲には、波のような流れがありますよね!ピアノ(ギター)がいて、ベースがいて、ドラムがいて。そのバンドの上で歌う私たちが感じないといけないのは、メトロノームの様な正確なテンポではなく、バックバンドと自分の歌が合わさった時のリズムです。
よく曲を聴くときに「バンドの楽器ひとつひとつを聴いて、最終的に全部を一気に聴く練習」をおすすめされませんか?それってなにかっていうと、伴奏を聴いて、さらにその伴奏を聴きながら歌うことを鍛えるってことです。伴奏をちゃんと聴かず自分の中でカウントしてテンポを取りながら歌ってもただのカラオケ状態。例えギターと歌の2人だったとしても、相手の音を感じながら歌える事が音楽のアンサンブル能力に必要だと思います(ここまでマンツーマンレッスンでやるのは難しいのですが…)
あとは、細かいリズムをとれるあまり大きなリズムを忘れがちだったりします。曲調にもよりますが、2ビートを感じられると凄く歌がいいところに落ち着きます。細かいリズムって歌のフレージングではとても役に立つんですが、そればかりでは音楽のスペースを感じにくいです。まあ、細かくとっているので忙しく感じるんですかね。なので、フレージングは細かくても、歌いながら2ビートを感じる事が出来ると、動きのあってカッコいいメロディと余裕を感じさせるスペース感が出てくるわけです。
結局何が大事だったかというと…
このようにリズムを細かくと当時に大きくとれると、曲中で1拍を長く感じることが出来て、テンポの速さやフィール(曲調)に左右されることなく、気持ちいいところで歌える
ということでした♪