BLOG

習う、
読む、
理解する。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ボーカル
  4. ことばのふしぎ!母音で圧倒的に声が変わる

ことばのふしぎ!母音で圧倒的に声が変わる

こんにちは、ボイストレーナーの里保です。私も定期的にボイストレーニングのレッスンを受けているのですが、度々ことばは不思議だな~と感じることがあります。

スケールのエクササイズであれ、課題曲の練習であれ、【母音を調節する】ことで圧倒的に歌いやすくなることです。

母音の調節で声の出しやすさが変わる!

そもそも母音は「 a i u e o  /  あいうえお 」のこと。

エクササイズで、歌で、何気なく歌っている言葉に必ず入っていますよね!この「a i u e o」だけをみると「母音って5種類なんだ!!」と思うかもしれませんが、母音ってもっとたくさんの種類があるんです。

例えば、「あ」母音について考えたとき、「あ」と「お」の間の「あ」、「あ」と「う」の間の「あ」、「あ」と「え」の間の「あ」があります。

「お」の口の形で「あ」、「う」の口の形で「あ」、「え」の口の形で「あ」と発音してみてください。
同じ「あ」なはずなのに、とっても違うのがわかりますよね。

勿論「いや、よくわからん・・・」という人もいると思います。分からない人は、まだ耳がその母音を聴きとることに慣れていなかったり、まだ良い口の形で発音できていないのかもしれませんが、多くの場合変化を感じると思います。

お気づきの通り、今の3種類の「あ」は日本語を発音するときのやり方ではないですよね。日本語で「あ」と言っている時より、なんだか中途半端な感じがしたり、逆に英語が堪能な方が発音するとしっくりくるかもしれません。

そして、その中途半端な感じって「ふたつのコトバを混ぜた」感じがしませんか?その混ざっている感じこそ【母音の調節】にとってとても大切なことです。

歌やエクササイズで出しにくいなと思ったら、(例えば叫んでしまうなら)叫びにくい母音やリリースを促す母音を混ぜてあげると、たったそれだけで「すんっ!」と声が出たりします。
※具体的な話はレッスンの先生に聞いてくださいまし。

母音の調節がこんなに変化をもたらしてくれる!

声が出しやすい!
ベルトしやすい!
高い声や喚声点が出しやすい!
ブリッジが安定する!
フレーズに一体感が生まれる!
声が響く!

いいことばっかりですね。。。

私も随分声が変わりましたが、ボイストレーニングを始めたころと今とを比較すると、母音を調節する力が圧倒的についたなと感じるし、母音を調節するただそれだけで「出ない~!!」と悩んでいたところが「すんっ!」と出たり、レッスンを受けるたびにそんな言葉の不思議と声の変化を感じています!

母音の調節であなたの歌声をより良いものに!

母音というのは、舌の形がポイントです。

その些細な舌の形が声を出しにくくしている場合もあります。そんな場合だけではないですが、母音というものが調節するだけで声を出しやすくしてくれる薬になる事があります。

あなたもぜひ母音を操って、素敵な声をゲットしてくださいね♪

注意!
母音の調節はある程度発声が安定している人向きです!あまりにも発声の癖がある場合は、あまり効果がない場合も・・・
こればかりは人によりけりなので、様子をみて取り入れてみて!

 

 

ボーカルレッスンについてはこちら!

 

関連記事