ジャズボーカルにとって、大切なこと。
こんにちは、music-villageボイストレーナーの青山里保です。
今日は、ジャズのレッスンでした。
目次
ジャズボーカルに大切なこと
ジャズボーカルの核となるものは、リズムです。ただ単にスウィングができるのが良いのではなくて、もっと深くリズムを感じることが大切だと思います。そして、英語という言葉が本来持っているリズムもとても大切です。
三連符に合わせて歌う、だけでは不十分。
ジャズのスウィングとは、三連符が基本となっていると最初に習います。そして、私もそう教えていますが、実のところ、その跳ねた三連符から自由になってこそ、良い歌が歌えると思います。
スウィングを感じることは、まずファーストステップ。そこからウォーキングベースの深いビートやドラムのレガートを感じ、三連符と2ビートと、バックビートと。いろんな事を一気に感じることが大切です。
リズムは潜在的に。のびやかなメロディを。
そして、細かいリズムや大きいリズムという様々なリズムが存在する演奏の上で、のびやかに歌えると素敵です。のびやかに、という理由なのですが、別にリズミカルに歌っても良いのですが、たいていの人はスウィングの跳ねたリズムに影響されて歌もポンポン跳ねてしまいます。それってリズムが合っているというよりは、バックバンドのリズムにただ合わせているだけ。なんなら、予期せずそうなっていることもあります。
そうではなくて、まるでバラードのように、たっぷりと一つ一つの拍を感じて、歌うこと。跳ねているので意識が最初のアタックに行ってしまいますが、ちゃんと一拍のお尻まで感じてください。それだけで、一拍の長さが全く違うものになり、より自由なメロディを歌えるようになります。そしてこれがアップテンポでも出来ていると、とんでもなく格好いい歌になります。
1拍の長さが、歌を決める。
本当にこれにつきます。ジャズを始めたばかりの時、こんなこと考えもしませんでした。練習の時に【1拍の長さ】について考えて、練習してみてください。絶対、今までとは違う歌になります。