【叫ぶのと同じ?!】しゃくりあげの罠とは
こんにちは、music-villageボイストレーナー寺田里保です!
暖冬と言われていましたが、もうとっても寒くなってきましたね。。。
忘年会シーズンにもなり、カラオケに行く方も多いのではないのでしょうか?
カラオケは、採点機能で盛り上がったりしますよね。
今回はその中にある「しゃくり」についてお話ししたいと思います。
「しゃくり」でしか歌えないのはダメ!
しゃくりあげる事は歌う時のテクニックとして使われますよね!
カラオケの採点機能にもあるので、みなさんも意識的に入れる人もいるかと思います。
ですがメロディの全ての音を、下からすくい上げる様にしゃくりあげて歌っている方は、
叫びあげている発声と同じ現象が喉で起こっているかもしれません!!!
すくい上げはなぜ起こるのか?
もちろん声を「しゃくり」をテクニックとしてやっているのであれば問題はありません。ですが無意識に歌っても「しゃくってしまう」人は、①息で押し上げながら、音程を上げようとしている②地声を強く出す為音程が低く出る→音程を合わせようとして「しゃくる」といった少し息や筋力で押し上げている状態かもしれないのです。
嫌な「しゃくり」どうやって直せばいい?
嫌なしゃくりは単なる癖の場合もありますし
ボイトレ的観点から見ると、
・息を一定の量で流す事ができていない
・首回りなどの筋力で叫んでいる
・地声(甲状披裂筋)が強く働きすぎている
事が考えられる為、裏声や高音までのエクササイズをして
音程の調整をしやすくしてあげるといいでしょう!音程調整や柔軟性を持つ「輪状甲状筋」が働く様になると、嫌な力が抜けていき音程を合わせやすくなり、更に声をコントロールしやすくなっていきます。
ぜひ、高音の練習を取り入れてみてくださいね。
寺田里保